かにのみそしる。

なんかてきとうにかくよ

隻眼槌と鎧裂槌を比較して考える『15%の優位』と『会心率超過の意義』。

はじめに、この記事はふと思いついたことを書き綴ったものであり、両武器に対する批判等ではない。また、あくまで一個人の意見であって万人共通の認識ではないということも念頭に置いていただきたい。

 

 

 

 

 

さて、本題に入る前に両武器への説明をしなければならない。今回の議題は、両武器の性能を比較しつつ考察していくため、読者の皆様にもこの2つの武器がどういったものなのかを理解していただく必要があるからだ。

 

隻眼槌/隻眼大胆錘【災】 攻撃:320 会心20% 斬れ味:白80 属性:無 スロット無し 期待値:464

鎧裂槌/鎧裂鎚ドヘシオリ 攻撃:330 会心5% 斬れ味:白120 属性:無 スロット無し 期待値:461

 

このようなパロメータとなっている。両者の共通点は無属性の二つ名武器であること、白ゲージが長いため匠無しによる運用が可能であること、会心率がついていること等である。

 

次に、今作(MHXX)の環境下における武器・スキル構成についての確認をしていく。今作の武器・スキル構成において抑えておくべきポイントは、斬れ味の紫ゲージが弱体化・相対的な白ゲージの価値上昇のため、匠スキルが以前よりかは重要視されなくなったこと、超会心が付けやすくなったため、素で会心率を持つ武器への着目、及び会心率を上昇させるスキルが重要視されているという2点である。

 

これを踏まえた上で、先に挙げた両武器のパロメータを見ていただきたい。どちらも匠スキルを付けなくても十分な斬れ味、あって嬉しい会心率を素で持っている。すなわち、今作の環境下において求められている性能を持っている武器であるということだ。

 

 

 

説明を終えたところで、いよいよ本題に入ろう。この似たりよったりな性能を持つ両武器だが、どちらを担げばいいのか、ということである。読者の皆様の中には「え、素直に期待値の高いやつ担げばいいんじゃね?」と思う方もいるだろう。全くもってそのとおりである。実際私もそうする。しかし、ここでもう一度両武器の性能を確認していただきたい。簡易的に記述するが、

 

隻眼槌 320/20% 464

鎧裂槌 330/5%   461

 

となっている。隻眼槌のほうが鎧裂槌より期待値が3高い。攻撃力で見れば10高い鎧裂槌なのだが、会心率が15%高いことによって隻眼槌のほうが火力が出るということになる。何が言いたいかというと、同属性・同斬れ味という条件下において「攻撃力10よりも会心率15%高いほうが強い」ということである。私はこれを『15%の優位』と呼ぶことにする。この『15%の優位』を持つことによって、隻眼槌は鎧裂槌よりも高い火力を出すことができるということだ。

 

では、鎧裂槌は隻眼槌よりも弱いのかと聞かれたらそれはNOである。何故ならば、『15%の優位』を持つからこそ隻眼槌のほうが強いのであって、強さの核となる『15%の優位』を失えば話は変わってくる。先にも述べたが、今作は火力を上昇させる方法として、会心率上昇スキルを多く積む傾向にある。つまり、鎧裂槌に会心率上昇スキルを乗せることによって『15%の優位』は崩壊し、隻眼槌よりも勝る火力を出すことができるというわけだ。

 

 

 

 ここで、会心率を上昇させるスキルについて考えていただきたい。会心率を上昇させるスキルとしては『達人/見切り+○』が定番だが、特定条件下において会心率を上昇させるものもある。弱点特効、連撃の心得、挑戦者等がそれに該当する。これらのスキルを組み合わせることによって会心率を100%にまで上げることも可能なのである。

 

しかし、たまに会心率が100%以上になるスキル構成になることがある。このとき、私はスキルを組み直すべきか否かをよく考える。というのもこの会心率が100%になる場合というのは、大抵が様々なスキルの条件を満たした場合であって、何かしらのスキルの条件を満たしていない状況というのも十分に考えうる。よって、会心率の最大値が100%を超えたスキル構成であっても、場合によっては意義があると私は考えている。

 

少々分かりづらいので1つ例を挙げる。見切り+2、挑戦者+2、弱点特効、超会心というスキル構成で隻眼槌と鎧裂槌を担いだ場合の比較を考えていただきたい。このとき、会心率の最大値は隻眼槌は105%、鎧裂槌は90%となる。会心率は100%以上になっても効果は100%と同じなので、隻眼槌は『15%の優位』を失い、鎧裂槌のほうが期待値は高くなる。

 

しかし、挑戦者が発動していない場合を考えた時、会心率はそれぞれ90%、75%となり隻眼槌は『15%の優位』を取り戻す。つまり、非怒り時においては隻眼槌のほうが期待値は高く、怒り時は鎧裂槌のほうが期待値は高い。

 

すなわち、会心率が100%以上になるスキル構成であっても、状況によっては他の比較対象となる武器よりも期待値が高くなる場合があるということである。私はここに『会心率超過の意義』を唱えたいと思う。

 

 

 

 

 

以上が、私が思いついたものを書き綴ったものであるが、如何だっただろうか。共感できるものもあれば、そうでないものもあるだろう。考え方とは人それぞれであり、だからこそ面白い。何が正しく、何が間違いであるかは私は基本的に考えない。それらは状況によって答えが変わるものであるからだ。しかし、敢えて私が間違いであると思うものを挙げるとすれば、他者に自身の考え方を強要させることであろうか。

 

 

 

それでは、今回はここまで。

 

明日は明日の風が吹く

かにのみそしる。かみのみぞしる。