かにのみそしる。

なんかてきとうにかくよ

平成ジェネレーションズFINALみてきました。

いやぁすごかった。平成ライダー最終章を謳うだけあってかなりのボリュームを誇る作品でした。

 

メインを飾るのは『仮面ライダービルド』と『仮面ライダーエグゼイド』。過去作より『仮面ライダーゴースト』、『仮面ライダー鎧武』『仮面ライダーフォーゼ』、『仮面ライダーOOO/オーズ』が登場。それぞれオリジナルキャストに加えて何名かのゲストキャラクターも参戦。すごいぞ!

 

時系列としてはビルド14話後&エグゼイド夏映画後。ビルドがブラッド・スタークを撃破し、エグゼイドがビルドに成分を奪われた後となっています。

 

ネタバレにならない程度の感想をさせていただきますと、よくあれだけのキャラクターを出しながら上手くまとめたなぁと脚本家の手腕に感服しました。また本作を撮った上堀内監督による素晴らしい演出が物語をさらに盛り上げてくれました。すごいぞ!

 

もちろんキャストの方々の演技も素晴らしかった。キャラクターの喜怒哀楽を見事に演じ分け、表情やちょっとした仕草でも感情が伝わってくるようでした。すごいぞ!

 

あと仕方がないことではありますが、登場する過去作ライダーの最終話ネタバレがあります。特にオーズは現在ニコニコで配信中なので、そこで追いかけてる人にとってはもしかするとネタバレされちゃうのかもしれない。でも正直なところ、そこまで気にするポイントではないと思います。むしろ何故そんな結末に至ったかを本編を追いかけて楽しんでもらいたい。それくらい本作を観て欲しい。

 

過去作を知らないから観に行くのにちょっと抵抗が…という方もいるかもしれませんが全く問題ありません。先にも申し上げましたが、むしろ本作を観て、過去作に興味を持っていただきたい。過去作視聴勢の方もあのシーンのオマージュや台詞回しに胸が熱くなるかもしれません。すごかったぞ!

 

 

 

とりあえず、ネタバレ配慮の感想はここまでとさせていただきます。ネタバレ見たくないよ!という方はここでお別れです。オッケーな方はそのままどうぞ。

 

明日は明日の風が吹く

かにのみそしる。かみのみぞしる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【注意!】以降の記事には『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』のネタバレが多く含まれています。見たくないという方はブラウザバックかページを閉じる事を推奨します。それでも構わないというならどうぞ自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うかいしませんね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【感想】

 

ビルド&エグゼイドの名を借りたオーズ後日談。ずるい。あんなのずるい。

 

何故あそこまでオーズ推しの作品になったのかというと、本作の脚本家である高橋氏が台本を書き上げる度に、仮面ライダーオーズ/火野映司役の渡部秀氏が脚本チェックをしたからとのこと。曰く、今回オーズが復活するということで、ファンの皆様に納得のいく形にしたかったそうです。回想シーンのチョイスや落下するアンクの手を掴むシーンの提案も渡部氏によるもの。

 

映司登場シーンでうわああああ!!!となり、アンク復活シーンでうわああああああ!!!!となり、変身シーンでうわああああああああ!!!!!となり、ラストシーンでうわああああああああ!!!!!!!となりました。オーズのテーマである『手を掴む』をこれでもか!と見せつけられてお腹いっぱい夢いっぱい。いつかの明日は今じゃなくても、きっといつか辿り着ける。だってまたこうして会えたんだから。

 

フォーゼも良かったですね。時系列的にはアルティメイタムの前日譚です。教師となった如月弦太朗のお話。フォーゼが終わってからちょうど5年経ってからの本作への登場には運命を感じたら感じなかったり。いつみてもあの底抜けの明るさには微笑ましくなりますね。ジェイクや大杉先生とのやりとりも懐かしいものでした。

 

前作である『平成ジェネレーションズ』ではライブラリ出演となった鎧武。今回はちゃんと登場。神様としての力を存分に使ってビルド達のサポートをしてくれました。歴代の平成ライダーがいる世界とビルドの世界は平行世界の関係なので、ビルドの世界に干渉できるのは神様しかいないんですよね。余談ですが、なんでもダムでのキックシーンはCGや代役ではなく、マジで現地で本人が飛んだとのこと。落ちたらアウトやぞ!

 

ゴーストはジェネシスから3作連続登場ですが、レジェンドの風格を漂わせる姿でした。エグゼイドの救援に来た彼はまさしく仮面ライダーでした。成長したんだなぁとしみじみ。他の先輩同様お話の本筋にそこまで絡んでくるということはありませんでしたが、自分のできることをしっかりやって後輩をサポートする良き先輩としての姿を見せてくれました。御成は相変わらずでした。

 

エグゼイドチームは医者として患者を救うために奮闘していました。要はいつも通り。檀黎斗神もいつも通り。神の恵みによって敵への対抗策を作ってくれました。パラドは本作のキーキャラクターでした。ビルドを追いかけてビルドの世界に迷いこみ、2年の時を経て戦兎と出会います。もっとも、エグゼイドを襲撃したのは戦兎ではなく…。彼を疑い続けていたパラドでしたが、永夢に諌められてしぶしぶ納得してたようなしてなかったような。その様子を誰が呼んだか大型犬。かわいい。再開した時の笑顔がさらにかわいい。

 

ビルドチームはどちらかといえば万丈が主人公な印象でした。成り行きで戦う力を手に入れた万丈ですが、その力を振るう理由を自分の中で見いだせていませんでした。しかし、先輩ライダーの戦う姿を見て彼なりの決心をします。もしかすると本作は万丈の成長の物語なのかもしれません。そして本編に繋がる謎にもちょくちょく言及があったり。桐生戦兎は何者なのか。葛城巧はどうなったのか。ラストシーンに登場する仮面ライダーは誰なのか。足にグリスキメてるのか。

 

 

 

以上、本作の感想でした。前作のハードルを堂々と超えてくる素晴らしい作品でした。もう一回観に行きたい…!オーズ推しとしては円盤も吝かではない。

 

それでは、今回はここまで。

 

明日は明日の風が吹く

かにのみそしる。かみのみぞしる。